職務経歴書は、簡潔かつ手短に書くことが大切です。病院や薬局の名前だけでなく、「どのような職種で」「どのような仕事を」経験したかを記載しましょう。
特に、応募先で活かせそうな経験やスキルがあれば、積極的に記載しましょう。リーダー経験、教育担当経験、業務改善経験などは立派なスキルですので、積極的にアピールしてください。薬剤師転職サイトでも職務経歴書や履歴書の添削を行ってくれます。
文字装飾でインパクトを
職歴は内容が単調になりがちなので、単なる文章の羅列になってしまうことがあります。
病院名や薬局名、勤務期間などに太字や下線を引くと読みやすくなります。 仕事の実績や成果など、数値で示せるものは積極的にアピールしましょう。
前職が病院の場合は、病院の種類や規模(病床数、職員数、診療科など)を記入します。薬局に勤務していた場合は、業務科目、店舗数、1日の処方箋応需枚数などをわかる範囲で記入する。
薬剤師は、患者さんへの対応や多職種とのコミュニケーション能力も重視されます。 薬剤師としての経験や取り組み方をアピールできるよう、具体的なエピソードを盛り込むようにしましょう。
前職の退職理由の書き方
退職願の書き方は、将来の雇用主に解釈される可能性があるため、注意が必要です。
例えば、「労働時間が合わない」「給料が安い」といったネガティブな表現は、労働意欲や常識がないと思われる可能性があるため、退職理由には書かないようにしましょう。
代わりに、「勉強したい」「自分を成長させたい」といった表現の方が、自己啓発に熱心であることが伝わり、好感を持たれるかもしれません。
ただし、こうした事情による退職は基本的にマイナスにはなりませんが、年齢や育児環境、介護の場合はその後の状況の変化などによっては、2人目、3人目の妊娠の予定を気にする雇用主もいるかもしれません。 そのため、退職の際には今後の予定に配慮し、将来の雇用主候補にネガティブに解釈されないような理由を述べることが大切です。
例えば、育児を理由に退職する場合、近くに保育園があることや、祖父母がいることを伝えるとよいでしょう。同様に、介護の場合はヘルパーやデイサービスの利用が可能であることを伝えるとよいでしょう。
このように、今後の予定について詳しく説明することで、あなたの思いやりのある性格や、安定した家庭環境・生活環境を採用担当者にアピールすることができるのです。